VOSTOK8 blog - Astronaut' Monologue TOP  >  2008年10月

黒い瞳の女の子 青い心臓の僕

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階段を三歩下ったら 隠れた太陽が見える

此処でしか見えない風景だ 僕だけのモンだ


何で悲しそうな顔してるの 教えてくれよ

其れが知りたくて 僕は此処に来た


思い出したんだ 君の名前 

大好きな名前


判断を何度誤ったら 破れた愛憎が癒える

此処でしか知れない風景だ 僕だけのモンだ


何で嬉しそうな顔してるの 教えてくれよ

其れが知りたくて 僕は此処に来た


思い出したんだ 君の名前

大好きな名前


黒い瞳の女の子 青い心臓の僕

黒い瞳の女の子 青い心臓の僕
[ 2008/10/31 04:12 ] 詩歌 | TB(-) | CM(-)

疑問と葛藤。

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昨夜、仕事が終わった後、朝方まで後輩のちゅい太君と、皆には内緒の作業。
ちょっとだけ新しい事を始めたい。予想以上に順調に作業が進んだので、我々はホクホク顔なのであった。
家路に着く頃には若干、東の空が青白くなっていたような、いないような。微妙な時間に帰る。

早朝、目覚める。
朝っぱらから Rage Against the Machine を聴いていると、ちょっと変なテンションになった。
適当にパソコンをカタカタやりながら、30分ほどかけて、くだらない小説を mixi に一本書き上げる。
我ながら非常にくだらなくて気に入った。
「巨人の阿部が右肩を負傷したのは、実は改造手術だった」という、巨人ファンに怒られそうな文章だ。

コラボ小説【M線上のアリア】のPV動画を、音楽家・蓮火さんが続々と作製してくださっているので、
YouTubeに上げて、自分が書いていた紹介文に少し修正を加える。曲名を入れたので見栄えが良くなった。
最終的には全部で13本以上の動画が完成する予定。
これはアリアの主人公・みく子が、最後の路上ライブの場面で演奏する曲数と同じ。(言っても問題なかろう)
「みく子が演奏した曲」として、13人の執筆陣が各曲の作詞をして、蓮火さんが作曲した動画なのだけれど、
これを全て作製している蓮火さんには頭が下がる想いだ。本当によくやるよ、無償なのに。素晴らしい人だ。

来月(確か来月だったと思う)、出版される本の原稿の〆切が迫っているので、取り掛かる。
先々月にも参加した本の続編の原稿なのだけれど、今回は個人的に、ちょっと面白い試みをしている。
今回は楽しんで取り組めそうだ。前々から考えていた構想を、10分ほどかけて文字に起こす。
小説というよりは、詩に近い作品になりそう。韻を踏ませると面白いなと思い、少し弄る。
明日の午前中には全て完成する予定。

そうこうしている内に昼。
今はこうしてブログ用の文章を書いている。
やりたい事と、やるべき事は、沢山ある。一度に全ては出来ない。

もしも全てが無駄だとしても良い。手遅れだとしても構わない。
それでも何かを生み出すならば、愛さなければならないだろう。疑問と葛藤の中で。

愛とは複雑なりき。そして単純なりき。
[ 2008/10/30 13:15 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)

火種は何処だ。

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今日は年に二回の消防訓練。

昨日は深夜三時まで仕事してたのに、朝九時に集合だって言うもんだから、
家に帰って少し寝て、寝惚け眼で家を出た。後輩のちゅい太君が先に到着してた。
「寝た?大丈夫?」なんて訊かれたから「うん、寝たよ」と答える。
まぁ、消防訓練は大事だろう。火事は怖いのだ。

当然、ワイワイ逃げるだけの学生時代の避難訓練とは違って、
「実際に火災が発生した時、我々はどのように消化活動に対応するべきか」
という訓練だから、何か消防署の怖い人もいるし、あまり適当にやる訳にもいくまい。
ちなみに今回の僕は、何か消化器を渡されて「火を消す役」に任命されてしまったよ。
すげぇ、めんどくせぇ。

ジリリリリリ!ウォンウォン!なんて擬音が鳴り響いて、訓練開始。
「火事です!火事です!」なんて放送が一丁前に流れたりして、皆は避難開始。
僕は消化器を手に持って、燃えてもいない火の元へと向かう。おお、パトランプ発見。

このパトランプが火災発生現場という設定らしく、消防署の人が見ている前で、
まるで燃えてもいないパトランプに向かって、腰を落とし、真面目に消化器を向ける。
10秒間、無言。おお、すげぇ恥かしい。

「はい、オッケーです」

はい、オッケーですじゃねぇよ!とツッコみたいのを抑えて、頭を下げる。
お前、誰が本番の火災現場で「はい、オッケーです」って言うんだよ!言わないだろ!
消化器を持ったままテトテトと歩いて外へ出ると、他の人達は並んで待っていた。
こういうの何か緊張するわ。苦手だわ。

消防訓練自体は呆気なく終わり、朝早くから来てるのに、時間が空いてしまった。
僕とちゅい太君は勤務時間外なので、この後の予定は特になかった。
「映画でも観る?」と、ちゅい太君。

「映画?一昨日、観たばっかりだよ」
「ウルトラマン、観たいって言ってたじゃん」
「ああ、すげぇ観たいけど、お前嫌だって言ってたのに?」
「だって昨日の日記に"誰も賛同してくれない"って書いてたじゃん」

何か可哀想だから、だって。うるせー!
うるせーけど、ありがとう!その同情、何か嫌だけど、ありがとう!
ネットにて上映時刻を調べる。すると近隣の映画館では、もう上映してないらしい。

「マ、マジかよ……」
「先週で終わってるね、もっと早く誘ってあげたら良かったね」
「いや、うん……いや大丈夫、こうなったらDVDで借りるよ、ウルトラマン……」
「そんな観たいの?」

観たいよ!
だって歴代ウルトラマンが集合するんだよ!?それってスゴイ事なんだよ!?
例えるなら、トシちゃんとマッチとヨっちゃんが、たのきんトリオを期間限定で再結成したら、
ちょっと見てみたいと思うだろうが!思えよ!……ピンと来いよ!

仕方なく、とりあえず飯でも食おうかと、外に出る。
しかし飯を食うには中途半端な時間。ブラブラ歩いていると、服屋を発見。
おお安い!しかも素敵!「ちょっと、これどう?」

僕とちゅい太君は恋人同士よろしく、互いに気に入ったモノを見せ合い、
「ああ、似合ってるね」だとか「いや、これの方が良いよ」などと言い合った。
ああ、楽しい。何でちゅい太は女じゃないんだろう。女だったら告白するのに。
ところが目の前のちゅい太は、残念ながら単なるちゅい太だ。非常に残念だ。

試着してる間、荷物を持ってくれたり、一緒に選んでくれたり、
かと思えば、僕が選んだ服を見て「良いよねぇ」なんて意気投合している。
「お前、こういうの好きそうじゃん」と言うと「うん、好き」と嬉しそうに答える。
もうホント、なんでコイツ、女じゃないんだろう。
性転換されても困るけど、性転換してくれないだろうか。いや困るけど。

ホクホク顔で買い物を終えると、僕とちゅい太君は再びブラブラと、
雑貨屋だとか、文房具屋だとかを見て回った。文房具はちょっとテンションが上がる。
「このボールペンすげぇ!」「このメモ帳、見て!」「ざ、斬新!」などと言い合ってる内に、
ちょっと腹が減ってきたのでパスタ屋へ移動。僕とちゅい太君のお気に入りの店だ。

ランチタイムには少し早いので、まだ店は空いていた。
パスタとアイス・ティーを注文し、煙草に火を点けて、何となく語り始める。
一昨日、友人と散々語ったような内容を、また語ってみる。とにかく今、どう進むべきか。

僕は、ちゅい太君の人生に責任なんて取れないけれど、
彼の人生が良い方向へ進む事を願っているし、僕が一緒に出来る事をしたい。
「してあげたい」のでは無くて「したい」のだ。僕は単に、一緒に遊んでいたいんだろう。

僕は、少し前の日記で、もしも山登りをするならば、頂上に辿り着く事よりも、
その道程が楽しいと思う、と書いた。一緒に歩いている時間が楽しいのだ、と書いた。
そして実際、それは僕にとって、とても素直な気持ちだと思う。 (注:mixi日記)

だけれど、それだけでは大人として、社会人として、
そもそもモノ作りをしながら生きていきたい一人の人間として、
あまりにも無責任だろうとも思うから、その先の事も考えたいと思っている。

僕が、ちゅい太君に出来る事は何だろう?
否、ちゅい太君だけでは無くて、文章を読んでくれる読者や、興味を持ってくれる人。
一緒にモノ作りに付き合ってくれる人や、商品を買ってくれる人。要するに、作品の結果。
僕は、結果に興味が無かった。過程を楽しむ事で、ここまで生きてきたんだ。だから子供だ。
そして子供のままでも良いとさえ思っている。世間一般の常識など、何とも思ってはいない。

だけれど、責任がある。責任があった。
果すべき責任を無視して、沢山の大切な何かを失い続けてしまった。
それは、全てが子供のままでは、最後には誰一人、幸せには出来ないという事。

ちゅい太君はパスタを食いながら、僕の話を黙って聞いていた。
まぁ、簡単な話ではない。簡単な話なら、とっくに答は出ていた。何も失いたくは無かった。
昼になり、客席が少し混んできたので、僕とちゅい太君は店を出た。少し、雨が降っていた。

家路に着く前に、僕とちゅい太君は、ある店に寄り、ある物を買った。
それは、これからの僕とちゅい太君にとって、ほんの小さな希望のような気がする。
僕が進むべき道と、果すべき責任への、ほんの小さな希望だ。僕の、僕自身への約束だ。

もしも坂道を登り続けるならば、僕は笑いながら登っていたい。
もしも何時か辿り着けたならば、それに満足してしまう自分でも在りたくない。
僕は迷っている。まだ迷っている。だけれど進むべき道は、初めから一つしか無いんだ。

火種は何処だ?
消防訓練くらいじゃ、火は消えなかったな。
[ 2008/10/28 15:26 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)

鋼鉄と紅茶

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I dated yesterday. (with a man!)

昨日は、休日。
前日、朝方まで仕事だったのに、目が覚めたら午前中だった。
昼過ぎから十年来の友人と会う約束をしていたので、何となく起きる。
何かの夢を見た気がするが、覚えていなかった。

パソコンをカタカタやりながら、出かける準備。
すると友人からメール。「そろそろ家を出るけど?」との事。
特に待ち合わせ時間を決めずに約束しているのが、非常に我々らしい。

適当に準備を終わらせて、家を出る。
四時少し前に合流。

先に来て街中をウロウロ歩いていた友人が「少し座ろうぜ」と言うので、
会った直後に関わらず、目ぼしい喫茶店を見付けて、暫し休憩。
アイス・ティーを注文。

店内は少し薄暗くて、洒落た音楽が流れており、
カウンターにティー・カップが整然と、等間隔で並べられており、
客は多いようで実のところ少なく、決して広くはないけれど、僕の好きな雰囲気だった。

特に何をする為に会った訳では無い。
只、たまたま休みが合ったので、久し振りに会おうという事になった。
十五分ほど休んだら適当に外に出ようと思っていたのだが、いきなり話が弾んだ。
それで僕は二杯目のアイス・ティーを注文した。

まるで学生時代のように、将来や現在の事を話し合った。
考えてみたら当たり前の事ではあるけれど、昔より仲良くなった気がする。
無論、昔は毎日のように会っていて、今は年に数回しか会えない関係なのだけれど、
まぁ、友人とはそういうモノなのだろう。(そして大人になるという事も。)

「君は思春期だ」という事を何回も言われたので、
「いや、本物の思春期は、もっとすげぇ」という話を返してやった。
奴等は理想の女の子の要素として「ビーマニが上手い」などを挙げるような、
非常に自己中心的で、幼稚な存在なのだ。
(参考:http://suretsugu.blog120.fc2.com/blog-entry-155.html

すると「じゃあ、君の理想のタイプの女性は何だ?」と訊かれたので、
淡々と答えてみたら、リアル中学生のそれと、正直あんまり大差なかった。
(ああ、僕は思春期なのか、やはり!)
頭を抱えつつ二杯目のアイス・ティーを飲み干すと、もう三時間近く経っていた。

腹が減ったので「何食べたい?」などと恋人同士のような会話を交わしながら、
店を出て、適当に歩く。ああ、パスタが食べたいな。まぁ、ラーメンでも良いけれど。
極彩色の女性服が飾られている地下街を、男二人で歩く。ああ、久し振りの感覚だなぁ。

何も決めずに、何となく行きたい方向へ、歩く。
それは僕の昔からの悪い癖でもあるだろうけれど、良い部分だってあるはずだ。
だって僕は今まで、そのようにして生きてきたのだし、それが現在の僕を作ったんだから。
ラーメン屋と、パスタ屋が見えた。

「ゆっくり話せるだろうから、パスタ屋で」

それで僕は三杯目のアイス・ティーを注文し、パスタと、ピッツァと、サラダを選んだ。
友人の仕事の話と、僕の仕事の話と、これから何をしていくべきかに関して、会話をした。
それからお笑いの話と、恋愛や結婚の話と、下世話な女の子の話をした。
驚くべきは、昔話を一切しなかった事と、目の前に並んだ料理を話題にしなかった事だ。

これがイタリア人ならば冗談の一つも交えながら、
「やぁアントニオ、君が昔、初めてバジリコを食べた時にね……」
なんて小粋な会話を挟みながら、
「それにしても今日のパスタは最高だ!ボーノ!ボーノ!」
くらい言いそうなモノだが、どちらも料理を話題にしない。昔話も口にしない。

それは僕にとって、少し新鮮な感動だった。
昔馴染みの友人と久し振りに会って、昔話をする必要が無かった事に、
要するに、現在の会話を重ねるだけで精一杯な自分達に、新鮮な喜びを感じたのだ。
無論、思い出話に花を咲かせる素晴らしさというモノもあるけれど、今は別だったのだ。

8月に東京に行ってからというもの、
僕は自分の進むべき道を考える時間が、以前に増して非常に多くなった。
自分が本当は何をしたいのか、何をすれば幸せなのか、楽しいのか、嬉しいのか、
自分が何者なのか、何によって「成功した」と感じられるのかを、よく考えるようになった。

昔話はしたくないんだ。会いたい人はいるよ。行きたい場所もある。
それで三杯目のアイス・ティーを飲み干して、パスタを半分食べると、腹一杯になった。
買ったばかりの煙草がカラになって、時計を見ると、また二時間近く経っていた。

軽く酒でも飲もうと考えていたのだけれど、中途半端な時間になってしまったので、
店を出ると、再び二人でブラブラと歩き始めた。「映画でも観ようか?」
レイト・ショーの時間だったので、丁度良い。観たかった映画は終わっていたけれど。

「アイアンマン、良くない?」

友人からの提案。
Marvel大好きっ子の僕としては、まったく問題無い。
Marvel好きの僕が、それを提案しなかった事の方が、我ながらどうかしている。
確かに少し観てみたかったし、早速チケットを買って、観る事にする。
まぁ、僕の第一希望は「ウルトラマン」だったのだけれど。(誰も賛同してくれません)

本日、四杯目のアイス・ティーを購入。
並んで席に座り、映画を観る。
ちなみに、この日、ずっと僕はサングラスをしていたのだけれど、
映画館では当然、はずしていた。置く場所も無かったので、胸元に置いておいた。

映画を観ている最中に、非常にトイレに行きたくなったのは、正に当然と言えよう。
何故なら四杯分のアイス・ティーを飲んでいるのだから。
映画の中盤、少し落ち着いたところで、静かに席を立つ。
授業中にトイレに行く時みたいで、少し恥かしい。

幸い、トイレは近くにあったので、すぐに戻って来られたのだけれど、
席に着いて、例のサングラスを失くしている事に気付いた。
映画を観ながら、それが気になって集中出来なかったのが、少し残念だ。
普段の映画鑑賞集中力が100だとしたら、この時は85くらいだった。

結局、映画を観終わって席を立った後も、サングラスは見付からなかった。
随分、昔に買ったモノで、別に高価なモノでは無かったけれど、かなり愛着はあった。
僕は何処へ行くにもサングラスや帽子を被ってしまうタイプの人間なので、
思い出の数と同じだけ、サングラスをかけていると言っても過言ではない。

少し落ち込んだけれど、一方で、そこまで落ち込んでいない自分にも気が付いていた。
映画館を出て歩きながら「思ったよりは落ち込んでないな」と自己確認をした。
少し前までの僕ならば、かなり取り乱してしまうような出来事だと思うのだけれどなぁ。

昔話はしたくないんだ。会いたい人はいるよ。行きたい場所もある。
それで僕はサングラスを失くしたのだけれど、愛着のあるサングラスだったのだけれど、
失くしてしまったモノは仕方が無い、と思うようにしたんだ。寂しいけれど。悲しいけれど。
とても大切なサングラスだったのだけれど、泣き喚いて探したい気分にはならなかった。

「アイアンマン」は面白かった。
エンターテイメントとして非常に正しく、美しく、素晴らしい。
主人公の悩みは軽く、行動も軽薄だが、エンターテイメントとして解りやすい。
少年達がマンガを読み、プラモデルを作り、ゲームで遊ぶ延長線上に、その映画はある。
鋼鉄の男か。良いな。

間も無く、終電が近付いていた。
僕と友人は切符を買い、喫煙所で煙草を吸い、最後に少し話してから別れた。
結局、語って、語って、語って、映画を観た一日だった。

アイアンマンとアイス・ティー。
良い一日だ。
[ 2008/10/27 10:43 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)
目次
★説明




★短編






★長編小説














★短編






★お笑い








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