VOSTOK8 blog - Astronaut' Monologue TOP  >  2012年03月

ラジオ、その後に。

えー、消臭剤みたいな題名ですけれども。

昨日はラジオの最終回でした。
……という書き出しの雑記を書いていたのですが、
気が付けば仕事に忙殺され、二週間ほど過ぎていたのでした。
Hey、みんな元気かい?(ラブラブ愛してます)

さて、はて、それでは。
遅ればせながら、ラジオ最終回の話でも。

思い切って10分くらい小説の朗読をしてみたり、
皆が書いてくれた労いのメッセージを読んだり、
普段とは違った試みもしながら、無事に終了。

最後の瞬間は意外と呆気なく。

普段は、
「本日も最後までお付き合いありがとうございました、感謝!」
などと言って締めるのがお約束だったのですが。

最後に「感謝!」と言った瞬間、
「あ、終わっちゃった」と思いました。
「あ、ついうっかり言っちゃったテヘペロ」みたいな感じでした。

何かを終わらせるというのは、思いの他、呆気ないモノなのだ。
かと言ってそれは必ずしも悲しいことではないし、虚しいことでもない。
友よ、思い出より 輝いてる 明日(あす)を信じよう。
そう、卒業とは 出口じゃなく入り口だろう、と秋元さんが言ってるので、
まぁ、多分そういう感じなのだ。

古い季節が終わり、しかし同時に新しい季節が始まっている。

やり残したことは無いか。
伝え切れなかったことは有るか。

最近、特に思うのだけれど。
必要な出来事ならば、必要な時期に訪れるよ。
焦るな。

やり残したことや、伝え切れなかったことを、悔やむことはない。
ゆっくりと形を変えながら、しかしその機会は、再び僕等の元を訪れるだろう。
その時に失敗しない自分に成長しておくことだよ。

そうは言っても、後悔は少ない方が良いからさ。
出来るだけ、精一杯に、今この瞬間を大切にしておくことだ。

一年間と少しの間、
本物の電波に乗せてラジオをやらせて頂けて感じたことは、
言葉を伝えることの難しさ、もどかしさ、恥ずかしさ、それから、楽しさ。

言葉は楽しい。
それは今、僕等が繋がろうとする気持ちの形に、他ならないからだ。
言葉は万能ではない。言葉なんか信用できない時もある。
言葉なんて肝心な時ほど、何の頼りにもならない。
しかし、言葉は楽しいよ。

それは今、僕等の気持ちが、確かに存在しているからだろう。
それに触れようとし、触れて欲しいと願う、形だからだろう。
だから僕は、この言葉を、今一度、伝えよう。

感謝。
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[ 2012/03/27 16:37 ] 雑記 | TB(-) | CM(0)

ラジオが最終回なのだ。

Radio-D FMドラマシティ(77.6MHz)にて、
毎週月曜日に放送させて頂いてきたラジオ番組、
『Orange Moon Re:LIGHT』(オレンジ・ムーン・リライト)が、
次回3月12日の放送で、最終回を迎えます。

2010年12月13日から放送を開始して、
毎週どうでもいい中身のない馬鹿話に花を咲かせ、
その後で真面目に詩を読むという、全く説得力のない番組でした。

丁度、放送一周年だった昨年の12月末で、
区切りよく番組を終了させて頂こうと思っていたのですが、
局長の熱心なご好意により、ここまで放送期間を延長させて頂きました。

実際は今年に入ってから環境的に難しくなっていた為、
放送をお休みせざるを得ない日が多くなってしまったのですが、
それでも最期まで怒りもせず引き止めてくださった局長、
ならびに関係者の方々、本当にどうもありがとうございました。

webでは閲覧してくださっている皆様にお題に答えてもらって、
それを番組内で発表するというコーナーを設けていましたけど、
あれは楽しかったなぁ。
毎週答えてくれた人達、どうもありがとうございました。

最後に、昔から僕の無茶振りや思い付きに付き合わされ、
今回も、僕の馬鹿話に付き合い、その後で真面目な詩を聞かされ、
毎週一緒にラジオを作ってくれた相方・ちゅいた君、どうもありがとう。
これから先、お互いに頑張りましょう。
とりあえず飯行こうね。

さて、来週3月12日、月曜日。
もしお時間ある方は、お暇なら聴いてくだされ。
別に面白い事は言わんけど。

PM18:00放送開始です。

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■番組情報
【Orange Moon Re:LIGHT】
Monday 18:00~19:00
Radio-D FMドラマシティ 77.6MHz
MAIL:ore@dramacity.jp

★windowsで聴く場合
http://dramacity.s281.xrea.com/internet.html

★Macで聴く場合
1・Safari/QuickTime/Player Flip4MacをDL。
2・mms://bipscweb.ddo.jp:8080/
3・上記のアドレスをコピー。
4・SafariのURLが書かれている欄にペースト。
5・QuickTimeが起動して聴ける。

★i-phoneで聴く場合
1・Tuner Internet Radioで「ドラマシティ」と検索。
2・コミュニティFM for iPhone(i-コミュラジ)という
 サイマルラジオをiPhoneで聞けるアプリがある。
 現在の最新バージョンは、ver.1.2.0。
 但し有料。(350円)

★その他スマートフォンで聴く場合
1・「mediaU」というアプリをDL。(ライトは無料)
2・「ドラマシティ」と検索。
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[ 2012/03/10 16:41 ] 雑記 | TB(-) | CM(0)

death and sex

死にたくなるほど悲しいことなんて、世の中にそう無いと思う。
其れでも死んでしまった人達がいて、其れは何故かって、たまに考えたりする。
其れは本当にたまにで、毎日なんかじゃない。

大抵の出来事は忘れてしまうことの方が多くて、何の手がかりにもならない。
真っ直ぐ生きることに憧れて、其の通りに生きてきたけれど、
振り返れば何と出鱈目で、適当な人生なんだろう。
君の歩き方さえ、もう僕は忘れてしまった。

物事に絶対なんて求めてはいけないのは、
絶対なんて絶対に存在しないなんて、馬鹿げた問答をしたいからじゃなくて、
只、何事も決め付けてはいけないんだ、そして、何事も本当に否定することは出来ない。
どれほど馬鹿げた問答も、絶対に否定してはいけない。
(そして全く同じ瞬間、其れは否定に値するのだろう。)


「頭がおかしくなるようなセックス、したことある?」

「ん?」

「頭がおかしくなるような、狂っちゃうようなセックス、したことある?」

「ああ、ありゃ麻薬だよ」

「離れられなくなるってこと?」

「いや、あんなもの知らなくたって良いってこと」

「ふぅん」


君の家の三軒隣で飼っていた猫の名前は、よく覚えている。
其れから、其の庭に咲いていた花の色も。

あれは小さな庭だが、素朴で清楚な品格があった。
深夜にこっそり忍び込んで、君を犯したくなるような庭だった。
ところが実際にそうしなかったのは、やはり僕は嘘が嫌いだったからだよ。
其れで真っ直ぐに(自分なりに真っ直ぐに)僕は、僕の部屋に帰った。
僕の部屋の天井の低さも、よく覚えている。

あれは僕に多くの虚しさを与えたが、其のどれもが手の届かない場所に存在した。
どれほど低い天井も、寝転べば指先に触れることもない。
僕は天井の上の星空を夢想して、大言壮語を吐きまくったという訳だ。
未熟な人生観と、罪人を裁くかのような理想論と、壮大な夢語りという訳だよ。
ところが其れは、嘘とどう違う?


「じゃあ、今は?」

「ん?」

「今は頭がおかしくなるほど、気持ちよくないってこと?」

「いや、そういう訳ではないよ」

「じゃあ、」


どういう訳だ。嘘の行方はどうなった。
僕は何度か自分に問いかけたけれど、答は返ってこなかった。
其れでこう考えた。

あれは嘘では無く、かといって本当でも無かった。
真っ直ぐに進むことが、真っ直ぐに進んでいることになるとは限らないように。
嘘を吐かないことが、嘘を吐いていないということには、決してならないように。

近所の飲食店で大量の残飯が巨大なゴミ袋に放り込まれた翌日、
近所の団地で身寄りの無い老人が餓死している姿が発見された。

サイレンの鳴らない救急車が、赤色を点したまま、停止している。
破れたゴミ袋の束を、数羽のカラスが、嘴で突いている。
上の階では大学生が、講義を休んで静かなセックスに勤しんでいる。
誰が悪い訳でもない。悪人なんて存在しない。(そして全く同じ瞬間、其れは――)

死にたくなるほど悲しいことなんて、世の中にそう無いと思う。
それでも死んでしまった人達がいて、其れは何故かって、稀に考えたりする。
それは本当に稀にで、毎日なんかじゃない。

コンドームに棄てられた白濁に、もしも命が在るのだとして。
停止したままの白い救急車の横を、黄色い収集車が通り抜け、止まった。
其れは数羽のカラスを蹴散らし、何個かの破れた束を静かに飲み込み、再び走り出した。

頭がおかしくなるような、狂っちゃうような、
互いの何かをぶちまけるような、冷静なバランスを失った何か。
どちらか一方に偏った、絶対的な何かに、僕はもう身を委ねる必要は無い。
衝動とは適度な距離を保ちながら、只、耽々と狙っているんだ。

あの小さな庭は、素朴で清楚な品格があった。
あの小さな庭は、誰にも知られぬまま、荒らされぬまま。
其のままが良い。

最期には、其の小さな庭に、年老いた君を連れて、
誰にも知られぬまま、荒らされぬままの、其のままの場所で、
たまに君の手に触れ、たまに君の名を呼び、静かに暮らしていたいんだよ。
其れが僕にとって、


「頭がおかしくなるほどの、」

「ん?」


死にたくなるほど悲しいことなんて、世の中にそうは無い。
[ 2012/03/06 02:33 ] 小説 | TB(-) | CM(0)
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