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サモトラケの犬



子供の頃、犬に追いかけられた事がある。

サッカー少年団の練習の帰り道で、辺りはとっくに日も沈んで暗かった。
私は同級生の男の子と、自分のサッカーボールと、サッカーシューズ袋を片手に、歩いていた。
暗闇の中、遠くの民家の向こう側から、何かが光ったのが見えた。

「野良犬だ……」と同級生が言った。
私達が子供の頃には、まだ住宅街にも平気で野良犬がいた。
距離的に遠く離れていたが、小学三年生の私達にとって、野良犬の存在は恐怖だった。

野良犬は暗闇の中から、じっとコチラを見ていた。
そして低い声で「ぐるるるるる」という声が響くのを感じた。
同級生が「逃げろ!」と叫んだ声を合図に、私達は一斉に走り出した。

すると野良犬は狂犬のように吠えながら、私達を追いかけ始めた。
私達は逃げた、必死で逃げた。
背後から野良犬の声が聞こえて、それは徐々に近付いている気がした。
私達は逃げた、必死で逃げた。

私達は無事に互いの家に辿り着き、挨拶もそこそこに別れた。
遠くでは、まだ野良犬が吠えていたのを覚えている。
その日の事を、今も私は、たまに思い出す。

あれは本当に野良犬だったのだろうか?
それとも飼い主を失った、寂しい犬だったのだろうか?

--------
【サモトラケの犬】 作詞:蜜蜂リリィ 作曲:勝手に歌え

1
お前は飛べない犬 サモトラケ

大きな耳を羽ばたかせるが ちっとも前に進まない

ほら 餌だ ワンワンワウン 餌を求めるサモトラケ

どれだけ耳を羽ばたかせようとも どれだけ高く吠えようとも

ちっとも餌に届かない


2
お前は飛べない犬 サモトラケ

小さな庭で吠えてはいるが ちっとも誰も気付かない

ほら 雌だ ワンワンワウン 雌を求めるサモトラケ

どれだけ耳を羽ばたかせようとも どれだけ高く吠えようとも

ちっとも雌に届かない


※サビ

ワンワンワウン 雨の日も

ワンワンワウン 雪の日も

ワンワンワウン 雷の日も

負けずに吠える サモトラケ ずぶ濡れの耳が重たいが

※サビ×2


鎖が邪魔な サモトラケ

お前の4本足は 何の為にあるのか
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[ 2007/06/21 22:15 ] 詩歌 | TB(0) | CM(1)
> あれは本当に野良犬だったのだろうか?
> それとも飼い主を失った、寂しい犬だったのだろうか?

あ、ちょっと寂しくなった。泣きたくなった。
寂しいから、強がるんだよなぁ。
寂しいから、構って欲しいんだよなぁ、。

今日のお歌も、ちょっとしんみり目に聞こえちゃいましたよ。
[ 2007/06/21 22:35 ] [ 編集 ]
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