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猫目のミナ




車の扉を開けて 鍵を差し込んで エンジンをかけて気付くんだよ

本当は何処へ行くべきだったのか と気付くんだよ

それでも僕の日常は あなたと平等に訪れて 手首を半回転すれば

僕の車は走るんだよ 泣いたって 笑ったって 怒ったって 失ったって


路上の六弦に耳を貸さないのは

それが今すぐ必要な訳ではないからだよ

だけれどそれは 何時かきっと必要になるものだ

見て見ぬ振りをして通り過ぎるのは もう止めてくれないか


歌いたいのだよ 愛の歌をだよ こんな日だから 歌いたいのだよ

歌いたいのだよ 愛の歌をだよ こんな日だから 歌いたいのだよ


二件隣の猫目のミナは 誰かと似たような言葉と

皆で盛り上がれる恋の歌と 何処かで読んだような愛の詩で 

本日も平穏無事に 束の間の渇きを潤してるんだ 画面を眺めながら

絵文字だらけの短文に 自分の想いを乗せられるって まだ信じてるんだ


中央分離帯に捨て猫の死骸が転がっていても 僕は気付きもしないだろう

本当は何処へ行くべきだったのか なんて事ばかり気にしてるんだから

猫目のミナはRe:マークだらけの返信中に 路上の六弦に気付くのさ


歌いたいのだよ 愛の歌をだよ こんな日だから 歌いたいのだよ

歌いたいのだよ 愛の歌をだよ こんな日だから 歌いたいのだよ


僕よ お前が何処へ行こうとも 僕はお前と共にある

僕よ お前が信じるお前の歌を 今宵 歌い続けてはくれないか

猫目のミナが気付くのは お前の歌声なんかじゃなくて 彼女の今なんだ


与えようとせず 奪おうともせず お前は今宵 歌うんだ

そしたらきっと猫目のミナは 中央分離帯で お前に手招きするだろう

一緒に穴を掘って 野良猫を葬って お前と彼女は 共に何かを背負うのさ


「また明日 歌を聴かせてよ」


猫目のミナがそう言って お前に 一つ役目が出来る

それでお前は また明日 此処に歌いに来る

約束と目的が 一つずつ増える


車の扉を開けて 鍵を差し込んで エンジンをかけて気付くんだよ

彼女に歌を聴かせなければ と気付くんだよ

そうして僕の日常は あなたと平等に訪れて 手首を半回転すれば

僕の車は走るんだよ 泣いたって 笑ったって 怒ったって 失ったって


路上の六弦に耳を貸してるのは

それを今なら必要と信じているからだよ

だからねそれは 何時かきっと必要になるものだ

見て見ぬ振りをして通り過ぎたから その痛みに気付くんだ


歌いたいのだよ 愛の歌をだよ こんな日だから 歌いたいのだよ

歌いたいのだよ 愛の歌をだよ こんな日だから 歌いたいのだよ


僕よ お前が何処へ行こうとも 僕はお前と共にある

記憶よ お前が何処に埋められようと 僕はお前を想うだろう

気が狂うほどの現在よ お前が僕を望むなら 僕は何度でも歌うだろう


また明日 誰かに歌を 聴かせるだろう
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[ 2007/09/27 12:39 ] 詩歌 | TB(0) | CM(1)
この詩は、やっぱり、好きだと思うの。
[ 2007/09/27 23:05 ] [ 編集 ]
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