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Buffalo



それが過ぎ行くのを 僕は長い間 眺めて居た

紫色の小さな花と 緑色の小さな車と 黒色の小さな猫

そのどれもが愛おしく そのどれもが懐かしく そのどれもが悲しかった


そこで僕は階段を探した

出来るだけ細く 出来るだけ長く 出来るだけ終わりの無い

緩やかに円を描き 尚 上昇する螺旋の階段を夢に見て 僕は笑った


或る日 何処からか 獰猛な獣の鳴き声が聞こえ

振り返ると それは気高いバッファローだった

その恍惚とした角に 僕の腹は突き抜かれた


彼は角を抜き取ると 僕の血を舐め 頬を舐めた

やぁ 死ぬ往くお前よ お前の血よ

お前は何処へ行きたかった


眼前に螺旋が現れ それが階段だと気付いた瞬間

僕は吼えた

血よ 僕の血よ これ以上 無駄に流れる真似はするな

血よ 僕の止まらぬ血よ 回転するのを止めぬ血よ

止まれ 止まるな 止まらないでくれないか


それが過ぎ行くのを 僕は長い間 眺めて居た

紫色の小さな花と 緑色の小さな車と 黒色の小さな猫

それから気高いバッファロー 鉄の匂い 青色を含んでいる空気

そのどれもが愛おしく そのどれもが誇らしく そのどれもが嬉しかった
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[ 2008/02/20 23:28 ] 詩歌 | TB(0) | CM(0)
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