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春一番



懐かしい人からメールが届いた。
思い返せば今から8年くらい前、僕がインターネットなるものに触れ、チャットなるものを覚えた頃に親しくなった人だ。いわゆる「ネット友達」というモノである。その方はネットサーフィンの途中、恐らくほとんどたまたま、このブログに辿り着いたらしい。そう考えると「何たる偶然だろうか」と思うが、こうしてネット上で文章を書くという行為を、僕はもう何年間も続けているので、まぁ見付けようと思えば見付けられる存在なのだ、とも思う。

それよりも、長らく疎遠だったのに、まだ僕を覚えていてくれた事が嬉しい。
ネット友達、という人間関係は、例えば幼馴染や同級生、仕事仲間とは少し違う。毎日、実際に顔を合わせて話をしてきた訳でもなければ、同じ場所で同じ風景を見たり、同じ場所で同じ音楽を聴いたり、声を聴きながら会話した訳では無い。いや、今でこそwebカメラだとかskypeだとかで、リアルタイムに顔を見ながら会話をする事は可能だし、オンライン・ゲームを一緒に楽しむ事も出来る。だが8年前くらいのインターネット事情は、まだそこまで充実してはいなかった。その大半が、文字のみで行われていたのだ。

それでも僕はメールを読んで「ああ、懐かしい」と思った。
インターネットなる媒体は、「懐かしいと思える人」を生み出すほど、その時間を積み重ねてきたのか。
ほんの数日前の出来事のような気がするし、だが振り返れば、やはり相応に、8年分の時間が流れている。

ほんの少しでも、僕は成長したのだろうか?
8年前、漠然とした世紀末への不安や憧れが、まだ漂っていた頃。
ノストラダムスの予言は的中しなかったと言われた。聖飢魔IIは地球征服を完了し、解散した。
そういう頃。

僕は、別に何もしていなかった。
毎日、早く終わってしまえと思っていたし、早く死んでしまいたかった。
好きな人がいた。だけど散々傷付けた挙句、最後は自分が傷付いた。それで僕は一人だった。
何にも楽しくなくて、友達はいなかった。否、他人を遠ざけていたのは自分の方だ。もう傷付きたくなかった。

僕がインターネットなるものに初めて触れたのは、その頃だ。
だから僕は「僕はネットに救われた人間だ」というような事を、割と色々な場所で公言している。
自分自身への期待だとか、自信だとか、自尊だとか、生き続けていこうとする気力だとかを、スッカラカンに奪い尽くされてしまいそうだった頃に、僕はそれと出逢ったのだ。だから僕はインターネットという媒体そのものに感謝もするし、最近の現状には辟易もする。その素晴らしさを知っている分、その素晴らしくない部分に吐き気がする。だけれど素晴らしくない部分だって、素晴らしい世界の中の一部だ。

インターネットが現実社会の縮図なら、現実社会とて同じ事。
本当は、もっともっと素晴らしいはずだ。だが、まったく素晴らしくない部分もある。
まったく素晴らしくないとしても、やっぱり素晴らしい部分も存在する事を忘れてはいけない。
それで僕は、僕らの現実は、今よりほんの少しでも素晴らしい世界に変えられるはずだと信じたいんだ。
大好きな人達が笑っている、笑わせられる世界なのだと信じたいんだ。
だから、こうして、本日だって言葉を綴る。

懐かしい人からメールが届いた。
そこには、このブログを見付けた再会の喜びと一緒に、こう書かれていた。


「風の噂でご結婚したことをだいぶ前に知りました。おめでとうございます」


いやいやいやいや。結婚してないから。
おめでとうございます、じゃないから。別におめでたくないから。
何だったらネット上で「結婚します」とか「結婚したい」とか言った事もないから。
何だよ、その風の噂。何処で吹いてるんだよ、その風。誰だよ、そんな変な噂流してんの。
しかも、その噂流れたの、だいぶ前かよ。だいぶ前じゃ、今更こんなトコで否定しても、あんまり効果ないよ。

ネット、怖ぇ。
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[ 2008/03/06 13:14 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)
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