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きみにありがと。



絵本作家そらさんの新作フォトブック『きみにありがと』が4月10日から全国発売を開始したので、
丁度先日、僕の誕生日だった事もあり、まぁ、誕生日と発売日が近いのは単なる偶然であろうが、
それは何とも嬉しい事ではないかと、ホクホク顔で一冊手に入れて、ワクワクしながら読ませて頂いた。

何とも優しい本である。
絵本作家そらさんの紡ぐ作品世界には、常に独特の優しさがあるのだけれど、
例えばそれは彼女が生み出すイラストやキャラクーから漂ってくる、どこか憎めないトボけた表情だったり、
気が付いたらトコトコと後から歩いて付いてきそうな愛くるしさだったりするのだが、やはり、この本の中にも、
その「どこか憎めない愛嬌」のようなモノを感じて、それはすなわち、絵本作家そらさんという一人の人間が、
この「我々が過ごしている世界」を見ている時のスタンスなんだろうなぁ、と僕は思った。

世界は優しさに満ちている。
同じくらい、救いや、許しにも満ちている。
そしてまた同じくらい、失敗や後悔にも満ちていて、僕らはその抜け道を探している。

優しさや、救いや、許される事というのは、どれもが子供達が求めている事でもあり、
同じように、大人達でさえも求めている事であろう。
ところが大人達は、優しくなくとも、救われなくとも、許されなくとも、何とかなる道というモノを探し始めるし、
何とかなるようになったからこそ、大人になったのである。何という矛盾だろうか、と思うが、事実そうである。

そう考えた時、この『きみにありがと』というフォトブックは、ひいては絵本作家そらという一人の人間は、
内在的な子供心を作品世界に反映させる事が出来る稀有な作家であるし、そういった本であるといえる。
大人からすれば複雑に見える出来事を、これでもかと言うほどにシンプルに、ストレートに伝えようとする。

そして、それは子供世界の特権である。
例えば、子供はテストで100点を取ったら、ひたすらにテストを見せびらかすだろう。
まさか「前日まで、一生懸命に勉強して努力してきました、これがその結果です!」などとは言うまい。
例えば、野球の試合でホームランを打ったら、ひたすらにチームメイトと喜ぶだろう。
まさか「春先にケガをしましたが、リハビリに耐えて、辛い時期を克服しました……」などとは言うまい。

シンプルに、ストレートに、伝えるだけで良いのだ。
そして驚くべき事に、そんな子供心の中に、優しさや、救いや、許しが存在している事に気付く。
僕らは大人になったり、大人になろうとしているけれど、子供だった事を忘れてはいけないんじゃないかな。
世界はドンドン複雑になっていくけれど、どうしようもなくなった時に助けてくれるのは、何時だってシンプル。
大好きな人が、そばで笑ってる事だったりするんなんじゃないかなって、思ったりもするよ。

そして僕は、この本を読み、自分の誕生日に向けて、自分で「おめでとう」と言うのであった。
ぜんぜん虚しくなんてない。ぜんぜん虚しくなんてない。(2回ほど言ってみる)

P.S
絵本作家そらさんは可愛らしくて愛嬌のあるイラストなどを描く人だけれど、
本作『きみにありがと』はフォトブックなので、全て写真によって構成されている。
ちなみに作中の「しろくまくん」のぬいぐるみは、そらさんがご自分で作ってるんだって。
いや、すげぇな。(目がちょっと腹立つくらいカワイイと思います。)


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[ 2008/04/15 06:52 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)
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