VOSTOK8 blog - Astronaut' Monologue TOP  >  スポンサー広告 >  小説 >  under dead. and over head.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

under dead. and over head.



何をしたって虚しいや。

それで欲しいモンなんて無いんだ。

街角で可愛い人が手を振ったって

別に僕を見てる訳じゃないや。


君は僕の為の君じゃ無いのに

何で僕の手を握ろうとするんだろ。

どうせすぐ飽きちゃうんだろ。

旬を過ぎたロックン・ロールみたいにさ。


三半規管のすぐ横で

君の湿っぽい声が揺れているんだけど

三択問題のどれか一つに正解が隠されているなんて

随分と平和な思考だとは思わないかい。


「タバコ吸う?」


吸わないよ。

六十分一万五千円の中に

その料金が含まれているのだとしてもさぁ。

君の名前すら知らんもの。


どうしたって僕に必要なモンなんてのは

どうしたって君には必要ないモンなんだ。

何処かの空の下では誰かが死体になる。

忘れながら過ごす僕等の上には

また太陽が昇る。


「ありがとまた来てね」


なんて言われちゃって。

雑居ビルの出口から眺める朝日は

何時だって最低の気分を呼び覚ましてくれる。

財布の中には小銭と虚無感しか残っちゃいないんだけど。


太陽を蹴り上げる。


足が短いから無理だな。

牛乳を飲めば何時かは届くんでしょうか。

太陽が沈む頃に気付いたって遅いんだろ。

とりあえず目の前の青信号が点滅している間に此処を渡るべきだ。


青信号は赤信号に。

歩行禁止の合図なんだとさ。

太陽みたいで腹立たしいぜ。


三択問題は不正解。

どれが正解だったかなんて

まったく興味なんか無いよ。


知られざる四個目の正解を提示して

大人達の賞金を掻っ攫ってやるんだ。


何をしたって虚しいや。

虚しいけど虚しく過ごしても仕方ないや。

そのくそったれな太陽をおもっくそ蹴り上げてやりたいんだよ。


華麗なオーバー・ヘッドでさ。

爆音のロックン・ロールみたいにさ。

可愛い人が僕だけに手を振っちゃうようなさ。
関連記事
[ 2008/06/05 16:37 ] 小説 | TB(-) | CM(-)
目次
★説明


★長編小説














★短編






★お笑い








Blog Search
QR CORD
QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。