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Other AnOther

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其れで、僕は走り出した。
理由なんて無い。見当たらないし、考えたくもない。
面倒な方程式に答える暇があるならば、靴紐を固く結んで、一歩先へと進むよ。
僕は一足、真っ黒なオールスターを手に入れて、履き潰す為に履いた。
其れとまるで同じ理屈で、また本日も。

「言葉を重ねている」

という訳だ。
何にも理由なんて無い言葉をね。
両手を大きく振りながら、ストライド走法で進む途上で、あれやこれやと考えるか?
考えはしない。只、何時だって瞬間的な虚無が、僕を襲うんだ。
何で今、僕は走っているのだろ?

「止まらないからさ」

何が?
止まらないのか、止められないのか、止められないのだとしたら、何が?
血液と時間は逆流する事無く一定のリズムを刻み、まるでほとんど音楽のようだけれど、音楽では無い。
同じように欲情と扇情が僕を走らせ続けるけれど、欲しいのは刹那的な静寂なのだ。
一瞬間、闇。淡々と、光。

ようこそ、僕よ。
其れから、もう決して僕では無い、僕よ。
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[ 2009/07/21 09:40 ] 小説 | TB(-) | CM(-)
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