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カメラ。カメラ。カメラ。

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先月の中旬からだろうか。

最近、写真を撮るようになった。
恋人がデジタル一眼を買ったので、隙を見て勝手に使っているのである。
長年、カメラに憧れ続けていた僕も、遂にカメラ・デビューを果たしてしまった。

思えば、そう。
カメラに触れもしないのに、mixiのカメラ系コミュに参加し、
カメラに触れもしないのに、カメラ系少女が出てくる小説を書き、
ライカに憧れ、キャノンと聞くとガンキャノンだった自分を戒め、ニコンを敬い、
ペンタックスは中学時代に聞いていたラジオ番組のスポンサーだったなぁと思い返し、
まぁ、とにかく長年、追い求めていたのである。
カメラ×自分、という図式を。

いやはや、カメラは良い。
何が良いのかと聞かれても困るが、何か良い。
金髪のお姉ちゃんは良い、と言い張るパツキン好きのお兄さんだって、
パツキンの何が良いのか、自分では解らなかったりするだろう。知らんけど、多分。
例えば西川きよし師匠に、ヘレンの良さを訊ねるなど、野暮な話だ。
という訳で、何か解らんけど、カメラは良い。

自分が書いた文章に、自分が撮った写真を添えるのが、小さな夢だったのだが、
ここ最近の詩に添えている写真は、私オレンジめが撮らせて頂いた写真である。
ド素人である。――が、なんだか幸せ、ホクホクである。

とは言え、気を付けなければいけないのは、
最近の僕は、ほとんど何も生み出していない、という事実に対してである。
この事実は、ヅンと沈んだ重さを伴って、静かに僕の肩に圧し掛かるのである。

「何かを生み出す」とは何であろうか?
そんなに小難しく考える事では無いのかもしれない。
しかし、だからと言って、何も考えずに居られる事でも無い気がするのだ。

人によっては、
「カメラで写真を撮っていたではないか」と言うかもしれないし、
「詩を書いたではないか」や「仕事していたではないか」だとか、
「mixiアプリに一生懸命だったではないか」と言うかもしれない。
だが、この全ては「何かを生み出す」のと、イコールでは無い。

あえて誤解を招く書き方をするが、
例えば詩人なんて、詩を書いたり読んだりしただけでは、何も生み出していない。
日本全国、世界各国、全ての詩人に怒られるかもしれないが、そんなのは創作では無い。

料理をしない人と、料理をする人と、料理の上手な人がいる。
それでは、彼等・彼女等と、料理人との違いは何か?
その決定的な違いは、一体何なのか。

料理の上手な人がいて、知人に手料理を食べさせる。
知人から「プロ並みね!」なんて褒められても、
しかし彼は決して料理人ではない。

「何かをしてみた事」と「何かを生み出す事」は、イコールでは無い。
「生み出す」というのは、その何段階も高く、広く、深い。

セックスすれば必ず、子供が生まれるか?

詩を書けば、詩人になれる訳では無い。
料理を作れば、料理人になれる訳では無いように。
カメラで写真を撮り始めた僕は、まだ何も生み出せてはいないのだ。
しかし、何かを生み出せたら嬉しいなぁ、と思う。

--------

最近、よく他人から「丸くなった」と言われるようになった。
以前のような刺々しさが無くなったと言うのだ。
確かに……と思い返してみたりする。

漠然とした、形のない不特定多数に向けた、あの苛立ちは消えた。
意味不明の不満も、不安も、焦燥感も無い。
過剰な自意識も無い。

それは恐らく成長と呼ぶべき事だろう。
喜ぶべき事だ。
しかし、一抹の寂しさを感じたりもするのだ。
あの苛立ちを、懐かしく思ったりもするのだ。

連続した日々の途中に。
何かを生み出そうと、僕達は必死だ。
何気なく、何気ない、何処にでもある、小さな幸せを。
誰にだって出来る、誰にだって出来ない、自分なりの、普通の幸せを。

恋人が、僕の隣でシャボン玉を吹いた。
それを僕は、写真に収めた。
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[ 2009/10/08 10:41 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)
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