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恋愛小説大賞の結果発表の件。

彼女01

アルファポリス主催『第3回恋愛小説大賞』の結果が、
3月15日、アルファポリスのwebサイト上にて発表された。

前回『鉛色のサンデー』で参戦した同主催の『青春小説大賞』では、
光栄にも最終選考に名を連ねる事が出来たが、今回は『恋愛小説』という事で、
以前より圧倒的にエントリー作品数が多く、正直、今回は難しいと考えていた。
青春では133作品だったエントリー数が、恋愛では実に325作品だったのだ。

僕は2006年に書いた『LIFE on the coaster』という作品を選んだ。
この作品は『JET編』と『ROLL編』に分かれた短編の集まりだったのだけれど、
今回の参戦に合わせて【JET】という一本の作品に再構成する事にした。

しかし問題があった。
この【JET】は、元々の『JET編』と『ROLL編』を合わせても全部で七話しか無く、
これでは読み比べられ、読み応えを求められる賞レースには非常に不向きだった。
そこで新たに一話を書き下ろした。
しかし、それでも心許なく、更にもう一作品エントリーする事とした。

それが【彼女はモスキート。】だ。
しかし、この作品には【JET】以上の、大きな問題があった。
やはり2006年に書き始めた、個人的にも気に入っている作品ではあるのだが、
実はこの作品、――未完なのだ。

未完の作品であっても、エントリーは出来る。
但し、賞レース開催期間内、要するに投票〆切までには、
作品を完結させなければならない。

2006年から2009年、そして現在に至るまで、
文体も変化し、心境も変化し、哲学と呼べるものまで変化した今の僕に、
置き忘れたままの【彼女はモスキート。】を完結させられるのか。
それは、とても大きな課題だった。現在進行形の課題だ。

結論から言うと、僕は〆切期限までに【モスキート】を完結させられなかった。
書けなかった。机に向かい、何度も試みたが、書けなかった。
物語は頭の中に在るのに、文字にならなかった。
僕は完全に駄目だったのだ。
敗北だった。

なので今回の挑戦に関しては、ほとんど日記に取り上げなかったし、
昨日の結果発表も、僕は全く期待していなかった。
只、結果を知る義務はあると思い、結果発表のサイトを見に行った。
そこには今回の最終選考(大賞候補)作品の題名と、編集部の寸評が載せられていた。


------------
編集部内で最終的に大賞候補作としたのは「恋愛教室」「ミルクティー」
 「あの日のぼくら」「うさぎを愛でる会」「Virginity」の5作品。
------------


僕の作品は入ってなかった。当然と言える結果だ。
未完成の作品が選ばれるはずは無い。
一抹の虚しさは残るが、事実を受け入れなければならない。

更に編集部の寸評は続き、下のような文章が見えた。


------------
その他に候補として挙がったのは「うさぎが逃げる」「蝋人形と王子様」
「インビジブル・ラブ」「ザ・リアル・セレナーデ」「春夏秋冬」「少年ロマンス」
「クラシカル・ガール」「彼女はモスキート」「ブルーノート 一文の恋」。
これまでのWebコンテンツ大賞の中でも全体的に文章が上手くレベルの高い作品が多かったが、
恋愛色が薄かったり、読者が見えづらかったりしたケースが多く残念だった。
------------


正直、僕は目を疑った。心底だ。
そこには「彼女はモスキート」の名が挙げられていた。
全く信じられずに、もう一度、最初から読み直してしまった。

驚いた。
途中で止まったままの、未完成の作品なのに、名を挙げて頂いた。
期待して頂いた、と受け取って良いのだろうか。
それとも単に編集部の方が読み間違えて「完結してる」と思ったのだろうか。

解らない。
解らないけれど、僕は「期待して頂いた」と受け取る事にした。
有難い。本当に。

面識の無い、しかも文章に厳しい人達から、自分の小説を公正に評価される。
それは恐怖だが、純粋な感動でもある。

僕は昔、「お前の周りは信者ばかり」と揶揄された事があった。
悔しかったが、ほとんど何も言い返せなかった。
事実、ネットで書き続けてきた僕の作品には、常に特定の読者が付いてくれて、
僕の言葉を無条件で受け入れてくれる人達がいて、何でも褒めてくれる人達がいた。
俺の実力だと、言い返せるだけの実力など、当時の僕にあっただろうか。

そういう場面で自分はどう在るべきか、今では随分と慣れた。
流されてはいけない。勘違いしてはいけない。感謝を忘れてはいけない。
僕の実力など、今でもあるとは思えない。僕は文章が下手だ。本当に下手だ。
しかし、言葉が好きだ。同じくらい嫌いだ。

言葉は影絵みたいだ。
たまに光に照らされ、美しく現れるが、そこに実体なんて無い。
実体なんてないけれど、影を生み出した手がある。
組まれた手の形は、決して美しくない。
しかし影は、やはり美しい。

僕の言葉が他人に与える影響なんて、とても小さい。
しかし他人の人生に関わる言葉で在りたい。
誰かの世界を変える言葉で在りたい。

だから決して感謝を忘れてはいけないのだ。
自分を勘違いしてはいけないのだ。
流されてはいけないのだ。

今回、僕の作品を読んでくれた方に、感謝。
今回、僕の作品を読もうと思ってくれた方に、感謝。
今回、僕の作品に投票してくださった方達に、感謝。
今回、エントリーされた全ての作者の方達に、感謝。

未完成。
力及ばず、ごめんなさい。
精進します。

そして最後に。
名を挙げてくださったアルファポリス編集部に、深く感謝します。

面識の無い、しかも文章に厳しい人達から、自分の小説を公正に評価される。
それは恐怖だが、純粋な感動でもある。
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[ 2010/03/16 04:56 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)
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