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さよなら、いちご大福(ラジオ文字起こし)

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昨年12月から始まったRadio-D FMドラマシティ 77.6MHz
月曜夜18時~放送の【Orange Moon Re:Light】を聴いてくださったり、
毎週メールをくださったり、応援してくださる方々、何時もありがとうございます。
番組も開始から早一ヶ月を越え、沢山の失敗と成功を繰り返し、
色々と試行錯誤しながら成長しております。

さて、前回1/31放送分の中では『札幌のお笑い』をテーマに取り上げたコラムのコーナーがあったのですが、
リスナーの方達から、割と中々ご好評を頂けたようですので、その部分を文字に起こしました。
普段はラジオは聴けないという方にも楽しんで頂けたら嬉しいな、と思います。

札幌で頑張る若手芸人さん達の、お笑いLIVEのお話です。
実際にラジオでお話した内容と、ほぼ同じです。
もし良かったら、読んでみてくださいな。

------------------------

【さよなら、いちご大福】
(FMドラマシティ77.6MHz『Orange Moon Re:Light』2011.1.31放送より抜粋)

(CM明け→BGMイントロ)

オレンジ・コラム。
このコーナーは私オレンジが気になった物・人・出来事を自由に取り上げ、
勝手な視点でお話するコーナーです。

本日取り上げるのは、『札幌のお笑い』。

僕、先週の水曜日に、「よしもとクリエイティブ・エージェンシー札幌支社」
いわゆる札幌吉本の芸人さん達の『曲がりもの~さよなら、いちご大福』という、
お笑いLIVEを観に行ってきたんです。

札幌のお笑いの実情というか、その辺って多分、
僕も含めて皆さん、普段あまり見えないと思うんですよね。
例えば大阪であれば、昼間から芸人さんが出るテレビが放送されてる、とか、
そういう話って、よく聞くじゃないですか。

だけど札幌の笑いを考える時、札幌の芸人さんが出てるテレビというのは、
単純に少ないんですよ。
だから彼等がどんな笑いをやっていて、実際どれくらい人気があるのか、
その辺を知るチャンスというのは、普通に暮らしている限り、少ないと思うんです。

LIVE会場は狸小路にあるビルの二階だったんですけど、
開演前に行ったら、これがまぁね、下まで並んでるんですよね。階段の。
若い女の子。中高生というか、10代後半くらいの女の子が多かったのかな。

すごいなぁ、結構人気あるんだな、なんて思いながら、
そこにね、並ぶ訳ですよ。おっさんが。
女子中高生の後に。
ウォーリーを探せだったら、すぐ見付かっちゃう。

この日のLIVEは、札幌吉本所属の若手芸人、
市原(コンビ)・スピーカーズ(コンビ)・ひわたり太一(ピン)
この三組によるユニットLIVEでした。

普段は一緒にコントをやってる訳ではないんですけど、
今回のLIVEは一緒にやりましょうという形の。
夜もヒッパレで喩えると、尾崎紀世彦と狩人が一緒にミスチルを歌うみたいな。
まぁ、そういう形ですよね。

といっても各コンビが交互に自分達のネタをやって、
一応、全員でやるコントが1本か2本くらいあって、
残りの時間は皆で集まってフリートークをするみたいな、
ゆるい感じのLIVEになるんじゃないかなと、僕は正直、勝手に予想してたんです。

ところがフタを開けてみると全く違って、OPからしっかりした集合コント。
舞台に5人全員そろって、照明・音・演出の細部まですごくこだわって。
すごく練りこんである。構成も最初から最後まで流れを計算して。

最終的に、そういうガッチリしたコントを8本。
コントの合間にVTRを使ったネタも入るんですけど、
それも入れたら12本。
全部1から書き下ろしたコントを作り上げてましたね。

作家さんも付いてたみたいで、本もすごく良いんですよ。
僕、作家さんのファンになりましたからね。
もしこのラジオ聞いてたら、是非ご一報ください。酒おごります。
本当すごく良かった。

中身がギッシリ詰まってるLIVEで、
2時間くらいたっぷり見たなぁと思ってたら、
あとから聞いたら全部で1時間くらいだったんですって。
意外と短い。

まぁ、考えてみれば、そりゃそうなんですよ。
フリートーク無しで5分のコント10本やっても50分な訳ですから。

だから笑いあり、ちょっと涙あり、
色んな角度から、色んな笑いが中身ギッシリ。
なんていうかモナ王を食べたあとみたいな満足感。アイスのね。
ピノでも良いんですけど。満足感という意味でね。モナ王。

最後に、このタイトルの『さよなら、いちご大福』というのがね、
ちょっと引っかかるでしょ。どういう意味だと。
僕も最初に聞いた時、ふざけて付けたのかなと思ったんですけど。

実はこれ、OP後の最初のコントと、
一番最後のコントに出てくる今回のキーワードだったんです。

最初のコントでは、
いちご大福を「世の中に必要ないもの」として扱うんですよ。
いわゆる「いちご大福は、大福と認めても良いのか?」みたいな。

そういう言い争いの結果、
いちご大福があるから争いが起こるんだってことになって、
いちご大福は窓から投げ捨てられちゃうんですね。

「さよなら、いちご大福!」とか言って。

そこで誰もが「ああ、このLIVEのタイトルは、そういう意味か」と思う訳です。
ところが、一番最後のコントで、もう一度この台詞が出てくる。

最後のコントは、自殺しようとしているサラリーマンと、
それを止めようとする4人の若者の話。

森の中で首を吊ろうとしているサラリーマンを、
たまたま思い出作りで森にピクニックに来た大学生達が、発見してしまう。

そこからサラリーマンと大学生の、
止める止めないのやり取りが始まるんですが、
かなりたっぷりと、他のコントと比べても、すごく長いんですよね。

コントの終盤、いよいよサラリーマンが首を吊ろうとする瞬間に、
その台詞が出てくるんです。
サラリーマンは、こう呟きます。

「さよなら、この世界。
 さよなら、今まで会った人達。
 さよなら、自分。
 さよなら、いちご大福……」

彼はいちご大福が大好きだったんです。
だから死ぬ前に、大好きだったいちご大福、もう一度食べたいと。
すると大学生の一人が、おもむろにリュックサックの中から何かを取り出す。

「俺もさ、大好きだから、あとでこっそり食べようと思って持ってたんだ。
 だけどやるよ。食えよ。最後なんだろ?」

サラリーマンはおもむろにいちご大福を食べる。
そこで初めて笑うんですよね。やっぱり美味しいって。
こんなに美味しいモノが食べられるんだから、もう少し生きてみようって。

僕ここで号泣ですよ。
最初のコントで誰かに必要とされずに投げ捨てられたいちご大福が、
最後のコントで誰かの命を救うんです。
このコントのサラリーマン役・ひわたり太一の泣きの演技が最高でね、
この台詞が出てきた時には、もうね。

だって、お笑いって、そういうモノじゃないですか。
誰かにとってはどうでもいいことや、馬鹿馬鹿しいことで、
誰かが救われたり、今日も頑張ろうと思えたり、
もっと言うと、明日も生きてみようと思えるモノじゃないですか。
札幌吉本、札幌のお笑い、素晴らしい。

本当、見に行って良かった。
どれくらい良かったかというと、僕、帰りにいちご大福買っちゃいましたからね。
札幌のいちご大福の売り上げに、ちょっとだけ貢献できたんじゃないかなと思います。

以上、オレンジ・コラムでした。

(CM入る)
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[ 2011/02/01 14:34 ] 雑記 | TB(-) | CM(-)
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