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世界を変えさせておくれよ

3/21、月曜日、ラジオ。

先週に引き続き今週も、番組の文字起こしを掲載します。
今回は内容を読みやすく編集しました。
多くの人の日常は落ち着きを取り戻し始めているけれど、
まだまだ、これから。

--------------------
(FMドラマシティ77.6MHz『Orange Moon Re:Light』2011.3.21放送)

こんばんは Radio-D FMドラマシティ18時からはTalk, Music & Poem Readingの一時間
『オレンジ・ムーン・リライト』。
お相手は詩人・オレンジこと金城光亮です。それから(アシスタントの、ちゅいたです)。

本日のテーマは『応援』。
それでは本日の一曲目。サンボマスターで「世界をかえさせておくれよ」――。



オレンジ・コラムのコーナーです。
本日、取り上げるのは『主役』――。

自分事と他人事の境界線って、何処にあるんだろう?
僕は最近、そんなことを考えるんです。

例えば今、ちょっと想像してみてくださいね、例えば今、
いきなり自分の服が燃えたらどうします?
多分、慌てて消したりしますよね。

じゃあ自分の家で、部屋に入ったら、自分のベッドが燃えてたら? 
じゃあ隣の部屋のベッドが燃えてたら?
隣の家が燃えてたら?
隣町だったら?

……という風にして、
少しずつ自分との距離を離していくんです。
そう考えると当たり前のことなんですけど、
自分に被害がある範囲は、自分事なんです。

燃えるという表現は他の表現でも良いんですけど、
被害が広がる恐れがあるという意味で、それが伝わりやすいのでね。
自分の服が燃えたり、自分の家が燃えるのは困りますよね。

隣の家でも自分事ですよ。
だけど隣町の家だったら?
自分事にはならないですよね。

だけど隣町の家に家族が住んでたら? 恋人が住んでたら?
他人事にはならないですよね。

東北地方太平洋沖地震から、早10日が経ちました。
ここから先、自分事と他人事の境界線が、
ハッキリと分かれてくる気がします。

僕はね、今まで生きてきて、この10日間ほど、
それぞれの人達が、それぞれの人生の主役なんだと感じたことはなかった。
それぞれが今、自分に出来ることを探していたでしょう。

日本人の美徳がこれほど前面に出た時期は、
長らく無かったんじゃないかというくらい。

テレビやネットで、沢山の尊いエピソードを目にしたし、
日本中が思いやりに溢れていた。
それは何故か?

同じ日本の中で発生した、
世界でも類を見ないほどの未曾有の震災を、
それぞれが自分の出来事として考えられたからじゃないか。

自分も同じ時間に同じ地震を体験しただとか、
自分の親しい人がそこに住んでいるだとか、
自分事として共感する理由が色々あったはず。

だけど今、時間が経ってそろそろね、
まるで他人事の記事も目に入るようになってきた。

女子高生が遊ぶ金欲しさに募金箱を盗んだり、
そうかと思えば募金中の高校生を殴って、金を奪っていく大人がいたり、
心配したところで所詮他人事だろと書いてる女の子の日記も目にした。

他人事を自分事に置き換えられるのが、人間の良い所で。
同情でも綺麗事でも良いと思う。

目の前で服が燃えてる人がいて、自分の服は安全だよ、
だけど本人と一緒になって慌てて燃えてる火を消そうとする。
その、瞬間的な、冷静じゃない行動こそ、人間らしさですよ。

自分と他人の境界線を、時として躊躇無く越えていける人間が
……まぁ普段から躊躇無く越えっぱなしだとね、
ウザイというか、めんどくさがられるんでしょうけど。

時としてね、躊躇無く越えていける人間を、僕達はヒーローと呼ぶし、
自分もそうありたいと願ってる。

パニック映画の中で最初にスクリーンから消える人間には、誰だってなりたくない。
120分、最後まで生き残る人間に、誰もがなりたいんじゃないかと思います。
自分事と、他人事と、綺麗事のバランスを上手に取っていきたい。
全部、嘘じゃないから。

僕も、ラジオを聴いてくださっている貴方も、
やっぱり自分の人生の主役です。

今、自分に出来る事をしませんか。
自分に"しか"出来ないこと、なんかじゃなくていいから。
今、自分"にも"出来る事が、僕にも、貴方にも、きっとあるはずです。

例えば遠くの町で、服が燃えて困ってる人がいるとして。
どんな行動を選択したとして、自分の人生の主役として。
僕は、恥ずかしくない自分で居たいと思います。



お聴きの放送は77.6MHz。Radio-D FMドラマシティ。
只今、放送中の番組は『オレンジ・ムーン・リライト』。
詩人・オレンジこと金城光亮と(ちゅいたが)お届けしております。

さて本日は『応援』をテーマにお送りしてますが……。
今はね、本気で震災を心配している人と、本気で原発を心配している人と、
通に日常を取り戻している人に分かれているかもしれない。

だけど、どれかを選んだら、どれかが無くなる訳ではなくてね。
どれも同じ現実である事には変わりなくて。

先週、福島県に住んでいる僕の知人が、ネットに文章を上げてまして。
ご本人に許可を頂いて、ここで紹介させて頂きます。
ちょっと、読みますね。

--------
ここ数日、原発をめぐってテレビやラジオの情報を絶えず確認する日々が続いています。
自分が小さい頃から住んでいる福島県が、大好きな福島県が、
このような形で、世界中に名を響かせてしまう事態が起きるなんてことは、
誰も思っていなかったと思います。

今日も、今の現実を突きつけられるような出来事が起きました。
私たちの周りでも、福島県から出る動きが加速化しています。

友人の家族も話し合いを行い、
親戚との合意の上で、昨晩、他県への避難をするとの連絡がありました。
移動はスムースに行われ、総てのことが無事に終わったと思っていました。

しかし、今日に入ってその友人から連絡があり、
結局、自分たちの家に引き返してきたという話を聞きました。
原発の風評。まさに其れを思い知らされた出来事でした。

一度は引き受けてくれた親戚の方が、周囲からの話を聞き、危機感を覚え、
自宅に入ってもらうのは困ると、考えが変わってしまったとのこと。
とても悲しかった。

twitterでも、これと似たような出来事が頻発していることが、
日々書き込まれています。
放射能のことを恐れて、物流がストップしてしまい、
なかなかものが入ってこないという現実。

もう30年近く福島で生活をしていて、
地元のことでこんなに悲しい思いをしているのは初めてです。

私の住んでいる地域でも、被曝スクリーニングができる施設ができました。
此処には沢山、原発から20キロ圏内に居住していて、
避難指示がでて避難してきた方々がいらしていますが、
昨日までのスクリーニングで、被曝が認められた人は一人もいません。

この地域に積極的に介入して欲しいなんてことまでは願いません。
でも、最低限の必要な物資が届かないで、
助かる命が助からないなんていう事態は、あってはならないこと。

事実を知らずして、偏見を持たないで欲しいと思います。
風評被害によって、二重三重の苦痛を背負っている人がいることを、
分かって欲しいと思います。

現在も、原発は予断を許さない状況にあります。
今後、どんなことが起こるか、一般市民の私たちには分かりません。
でも、こうやって、住んでいる以上、情報には気をつけて生活しています。

そして、当たり前のことですが、私は此処が、大好きです。

--------

……という。
ちなみに、この文章には後日追記があって、その中ではね、

「受け入れ側の親戚の方々が感じた危機感に関しては、勿論、
 理解できる心の動きだと思ってるし、仮に自分がその立場であったら、
 同じ行動をとってしまうかもしれない。

 その家族を責めている訳ではないし、
 その家族が非難される対象になることも望んでない。

 ただ、正しい情報さえしっかりと共有できていれば、
 こんな悲しみを感じなくても済んだように思います。」

と結ばれてます。

大きな災害によって被災者が受けるのは、
物が壊れたり、無くなったり、足りなるだけじゃなくて、こうした問題。
人の心の問題。

今日のテーマは『応援』。
応援といっても、事の大きさの前には、無力感だって覚えますけど。
だけど一番頑張ってるのは、やっぱり現地の人達だと思いますから。

色んな混乱の中で、本当に大変だと思うんですが、
我々にも出来る事があれば、応援という形なのか分からないけれども、
うん。出来たらな、と思ってます。

--------
【ヴィジュアル・ショック】
※アシスタント・ちゅいたによる楽曲紹介。
--------
【オレンジ・デイズ】
※オレンジによる詩の朗読。

■動脈
詩:金城光亮
光が通り過ぎた後に
思い出すのは 思い出せることばかりかな
思い出せなくなったことならば きっと もう沢山あるよ
失くした気分に 急かされてばかりで また息を吐き出すんだろ

夜が過ぎれば 朝が勝手に訪れて
心臓は 僕の血液を 勝手に流すけれど
めくるめく僕の人生は 僕が自分で 動かさなけりゃ

人生を変える小さな鼓動を きっと誰もが持ってる
波打ち 指を鳴らすように 動脈は逸る(はやる)よ
人生を変える大きな呼吸を きっと誰もが待ってる
脈打ち 足を鳴らすように 血液は巡るよ

僕等は また歌おう
まだ終わってないし まだ止まってもない
願ってもない衝動に 踊るように また息を吸い込むよ



お送りした曲はザ・ビートルズで「ヘイジュード」。
さて番組も、そろそろお別れの時間が近付いてきましたけれども。

今週も震災の話題を中心にお届けしましたけれども、
こればっかりは長期的にね、
末永くサポートしていかないといけないと思うんです。

単なる流行の話題みたいにね、
今日盛り上がって明日には忘れてる、という訳にいかない。
震災の話というのは、事あるごとに取り上げていきたいと思います。

今、節電とかも、皆さん色んな場所でやってると思いますが。
昨日かな、行った電気屋さんでも、節電やってました。
あまり眩しくなくて、丁度良かったりしますね。
これを機に、そういう動きがあっても良いんじゃないですかね。
節電して、浮いた分を募金に回したりね。

ちなみに募金はですね、
今色々な場所で行われてますけれども、
やっぱり日本赤十字社は安心で確実みたいですね。

インターネットでもYahooボランティアのインターネット募金から、
簡単に募金できます。
こちらはオリジナル壁紙を購入する形で一口500円から簡単に。

--------
【Yahoo!ボランティア - インターネット募金「緊急災害募金」】
Yahoo!ウォレットを使い、1口500円でオリジナル壁紙を購入する形で募金。
もしくはYahoo!ポイントを募金できます。募金先は「日本赤十字社」。
--------

もし興味がある方は検索してみてください。
あとは「募金詐欺」みたいなのには、充分気を付けてくださいね。
やっぱり善意を踏みにじられるショックは大きいですから。気を付けてください。

それでは今週もオレンジ・ムーン・リライトにお付き合い、ありがとうございました。
詩人オレンジこと金城光亮と(ちゅいたが)お届けしました。
感謝!
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