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真っ赤な自転車

僕は名前を忘れた

行きたい場所を忘れた

知りたい地図を忘れた


体温は36.5℃平熱で

風邪のフリも出来ず

馬鹿のフリも出来ず

日々 平凡に 毎日を暮らしている


人生を高らかに語ろうとしたら

始業時間のベルが鳴り 何だかとても冷めた

窓の外を 背筋を真っ直ぐに伸ばし

真っ赤な自転車を漕いだ 彼女が通り過ぎて行く


真っ白な脚で 力強くペダルを回し

真っ赤な唇で 真っ白な息を吐いて

坂道に差し掛かると 少しだけ前のめりに

地面を跳ねるように 飛ぶように 漕いだ


僕は名前を忘れた

行きたい場所を忘れた

知りたい地図を忘れた


体温は36.5℃平熱で

風邪のフリも出来ず

馬鹿のフリも出来ず

只 糞真面目に 毎日を過ごしている


だけれど少しだけ 触れてみたいと思う

もしも世界中が 僕のことを見ようとしなくても

僕は 真っ赤な自転車と 真っ白な彼女を 眺めている


名前も意味も目的も 何も解らないまま

只 手を伸ばすんだ 追いかけて 伸ばすんだ

そっと浮かした腰から スカートが舞えば良いのにな
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[ 2011/09/10 21:16 ] 詩歌 | TB(-) | CM(0)
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