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記憶

喩えるなら記憶

其の殆どが零れ落ち

其れでも残った 掌の数粒


砂浜を掘り返したとして

あの日と同じ あの砂を

見付けることは出来ない


ボクラが大切に

握り締めてきたモノは

多くが虚像だった そして幻だった


其れでも残った 掌の数粒を

其れでも懸命だった 数粒を

後生大事に 何とか守りながら

本日も暮らして居る


あの日 歩いた道の色を

吹き抜けた 風の温度を

掴み損ねた 人達の手を

君の名や 声や 歩き方を


忘れたとして

忘れないとして


許されたとして

許されないとして


ボクラは此処に辿り着き

此処から見られる風景を

此処から愛しく想うだろう


忘れたとして

忘れないとして


許されたとして

許されないとして


跳ねるなら飛び 泳ぐなら咲こう

向日葵に金魚は踊り 猫は欠伸する

蜻蛉は指先に止まり 羽を広げて居る

緑色のソファで 僕は眠る


夢のような 夢を見る


小さな手を握る

掌の砂が零れ落ちる

僕の指が温度に触れる

小さな笑い声を 聴く


また 忘れたくないと 願う
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[ 2013/01/08 21:17 ] 詩歌 | TB(-) | CM(0)
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