VOSTOK8 blog - Astronaut' Monologue TOP  >  スポンサー広告 >  詩歌 >  だれかの世界の反対側で。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

だれかの世界の反対側で。

たとえば いつか ぼくのいのちが 尽きて

たとえば その次の瞬間から みごとに

なにごともなかったみたいに

時が進んでいくとして


ぼくの ぼくの全てに

まるで何の意味もなかったとして


きみに せめてきみに

ほんの少しでいいから 泣いてほしくて


できれば それが

ぼくが生きていた 証なのだと

たぶん思いたい だけなのだよ


もしも ぼくが だれとも ふれあわず

はなしもできず ひとりぼっちだとして


世界の反対側で 小さな蝶が羽ばたいて

その風の流れが 等しく世界の反対側で

やがて巨大な竜巻を 生むように


ぼくの吸い込んだ息が 吐き出した息が

ぼくから離れた 世界の どこかの 遠い場所で

小さな それでいて良い影響を 与えてくれやしないかと

ねがって やまない


たとえば いつか ぼくのいのちが 尽きて

たとえば その次の瞬間から みごとに

なにごともなかったみたいに

時が進んでいくとして


ぼくの ぼくの全てに

まるで何の意味もなかったとして


まるで 何もない場所から

ぼくは 息を吸ったり 吐いたり している


ただしく息を しながら


きみは 泣かないだろうと おもい知る

きみは ぼくを知らないと おもい至る


それで


きみに 知ってほしいと おもう 

きみに 触れてみたいと のぞむ

きみに 触れられないと あきらめる

きみと 関わりたいと ねがう


ことばを 伝える

ことばを 息にのせる

ことばが 空気を震わせる



小さな風が うまれる



だれかの世界の 反対側で
関連記事
[ 2013/10/30 00:32 ] 詩歌 | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
目次
★説明


★長編小説














★短編






★お笑い








Blog Search
QR CORD
QR


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。